がんも農場のお店

2018年5月12日土曜日

自然2。

5月12日(土)
晴れ/曇り
25.8℃/5.5℃

先日、オイシックスの初回限定セットみたいなやつを
頼んで、激しく感動してしまった。
野菜の素材そのものもおいしいし、時短セットというのがあって、
あらかじめレシピに沿った野菜がセットになっているのだ。
すごく便利な上に、いつもの料理のバリエーションが増えるので
楽しい。そしておいしい。

元はと言えば、我が家はお米の小売販売をメインにしているので、
大手の野菜宅配のやり方を勉強したく、(食べてみたいのもあり)
注文したのだった。想像以上の内容だった。付属している冊子も
とても丁寧だし、キレイだし。ワクワクした。

うちの宅配便と比べてみた。
我が家のなんと素朴なことか。(といえばイイ言い方か)
なんとつまらないことか。
オイシックスみたいに、箱を開けたらキラキラしている
パッケージや冊子に憧れてしまう。

だが、だが、しかし。
オイシックスでもなんでもいいんだけど、
世の中で成功している宅配ビジネスの真似をして
いいものだろうか。いかにもマーケティング的で、
消費者の気持ちに刺さるようなデザインを纏うことが
がんも農場の行く道だろうか。

はたまた便利さを追い求めて、例えば即席のパックご飯を
開発したりして、手軽に食べれるお米を開発することは
どうなんだろう。

便利さは魅力だ。
否定する気はないし、自分自身もスマホやらカップ麺、ファストフードなど
お世話になりっぱなしだ。

ただ、昨日も書いたが自然と対峙する農業を生業とするものとして、
このくそ不便な自然と生きているものとして。
不便さを肯定したい。

あえて、お米を自分で研いで、水に浸けて、炊いて、食べてもらいたい。
(即席パックご飯をいつか開発してしまったとしても、、、、笑)

なぜなら。楽しいから。
自分の手で作ることが楽しいから。

その魅力を伝えることを放棄したら、自分の生き方を
否定していることになってしまう。

世の中は、死ぬほど早いスピードで変化している。
不便なことのほとんどはアウトソーシングして、自分のやりたいことだけに
特化するライフスタイルが賛美されている。それもいいと思う。
むしろ自分もできればそうしたい。(ときもある)

子供とずっと仲良く遊んでたいが、仕事もしたい。
料理に時間を割きたいが、仕事しているととてもそんな時間はない。
手紙を書くのは大変だから、メール。さらには AIが予測で文章を作成してくれる。
これで好きなことだけやれるようだが、結局僕らは何をしたいんだろ。
絞りに絞りこんで、最終的にやりたいことってなんなんだろ。と感じる。

そこまで考えて、明日田植えができる僕は幸せなんだと思う。
自然に戻れる。

それと、がんも農場は違う方向でまだまだレベルアップしなくてはいけない。
それは便利とかそういうのと関係なく、そうなのだ。

がん!がん!がん!

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