がんも農場のお店

2018年3月16日金曜日

汗水垂らして、、はレッドオーシャンか。

春到来ということで、本格的な農作業がいよいよ始まるという時期です。
冬には野良仕事はほとんどなく、体がナマってしまっているので、
少しずつ朝起きる時間を早くして、ジョギングしたりしています。
日に日に日が昇るのも早くなり、気温も高くなり、季節を肌で
感じることができます。自然と今期の米作りに向けて動き出す気持ちが
湧いてきます。

この時期になるとよく「いよいよ始まるね。」「農作業大変な時期になるね」
そんなお声をかけていただくことも多いです。
自分の実感としては大変だなぁという気はほとんどなく、少し気楽な気持ちです。
今季は特に感じていたことですが、年々栽培する面積が増えるごとに、
販売量が増え、その分営業してお米を売り切らなくてはいけないので、
そのプレッシャーが稲刈り後にやってきます。

年間販売しているのですが、栽培期間中は作業に集中している分、
販売のプレッシャーから少し解放されているようで、むしろ
稲刈り以降のお米をたっぷり在庫している段階の方が精神的にはきついということが、
最近わかりました笑

農業を始めるときに、自分なりに決めたことがあります。
一番は無理をしないということです。
もっと言うと、目に見える形で無理をしないということです。
東京で仕事をしている時には、やれ寝てない、やれ飯食う時間もない、
やれオールで酒飲んだだの、クラブ行っただの、そういうマウントの
取り合いに自分はついていけず、なんとかその土俵ではないところで
生きていきたいと思っていたのでした。農業を始めるきっかけともなった
出来事です。だから、自分に負荷をかけるということで付加価値をつけるのだけは
やめたいということです。自分のために自分に負荷をかけるのは良しですが、、、

しかし、農業という仕事は逆に汗水垂らしてやることが付加価値になりそうな
雰囲気があって、少し恐れを感じてる部分もあります。
汗水垂らさないのは悪ではないかと。でも、耐え忍んだり、無理をしたり、
そこの土俵には乗らないでなんとか生き残りたい。笑
そこに乗ったら最後、血で血を洗うような争いになりそうで、、、

そういう意味でも栽培に入るまでが勝負ということなんです。
栽培に入るまでの販売や、栽培の計画。ここが創意工夫を発揮する時期。
ここでぼーっとしてたらそれこそ沈没してしまう。
というわけで、今年も始まる!

がん!がん!がん!

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