がんも農場のお店

2017年5月15日月曜日

作る人と田んぼがあって初めてお米ができます。

5月15日(月)

引続き、代かきと水を入れる日々が続きます。

荒代かきもあと2枚。代かき二回目(本代かき)の作業もスタートしました。
後半になってくると難所が残ってきまして、
少しトラクターの乗り方にも気を付けないといけません。

ここ浅科は粘土質の土壌でして、それが美味しいお米が収穫できる
理由の一つとしてよく言われるのですが、こと現場にとってみれば、
この粘土質がとっても作業しづらい原因となっています。

トラクターと言えば、4WDでタイヤも大きくオフロード仕様そのものですが、
ここ浅科の粘土質の田んぼに入ってしまえば非力。
場所によっては沼のような場所もあり、少し操作を誤ると脱出不可能な
状態になってしまうんです。なので、時間はかかりますが通常の代掻きでは
あり得ないような回り方をして、トラクターがハマってしまう(この辺ではつっぺるという)
事態だけは避けるように作業を進めています。それで、時間がかかるんですね。

もう一つ、難所と言えば小さい田んぼ。
棚田のようになっているエリアがありまして、そこは水も抜けやすい、
トラクターハマりやすい、そして小さい(からトラクターを操作しづらい)という
なんとも残念な田んぼ。ただ、このエリア。少し高台になっているのでとても景色がいい。
それに、耕作しづらいだけあって作っている人が限られており、作業していても
本当に静か。ここで作業をしていると、時が経つのを忘れてしまいます。

食べている方にはつたわりづらい部分ですが、田んぼには個性があります。
普段田んぼを見ていない方でも、実際にじっくりと田んぼを見たらきっと
違いに気づくかと思います。
もちろん、その違いによって稲の生育も影響されます。当然、味にも。
肥料による違いもありますが、もともと田んぼの持っている力にも違いがあり、
おのずとお米の仕上がりにも影響してきます。どんな田んぼでも一定の品質の
お米を作ることができるのが、プロの仕事。がんも農場はまだまだ半人前。

ぜひ田んぼを見に来てみて下さい。
作る人と田んぼがあって初めてお米ができます。

がん!がん!がん!

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