がんも農場のお店

2017年3月8日水曜日

江戸時代の浅科に思いをはせる。

3月8日(水)


1冊の本をご近所の方からいただいた。
僕らの住む浅科の上原区では毎年3月19日に十九夜様という
イベントが開催される。同じく上原区で1月3日に鳥追い祭りという
お祭りがあるが、こちらは男のお祭り。十九夜様は女のお祭りということだ。

この本の著者である佐藤さんが、この度十九夜様に妻のさきちゃんを誘ってくださり、
よかったら読んでほしいと譲って下さったこの本には、タイトル通り、
浅科の民衆の人々の生活の記録が掲載されている。
十九夜様の由来、成り立ちもこの本に紹介されている。

表紙に使用されている写真は”だつま”という植物で、
旱魃などがあった際に緊急時、非常時用に食べる作物として
栽培されていたものだそうだ。著者の佐藤さんはいまも庭でこの
だつまを栽培している。いまはきれいな紫色の花をつけるこの植物をみて
佐藤さんは何を思うのだろう。

本の内容はまさに当時を生きていた人の息づかいが聞こえるほどに
日々の出来事にぐぐっと寄り添った文章が満載。まだ序盤と十九夜様しか
読んでいないが、、、、とてもおもしろい。

僕は埼玉育ち、東京で働き、迷い込んできたようにこの地に根を張って住んでいる。
この本を通して当時の人がこの地でどんな生活をしてきたのか、思いをはせると
また農作業もいっそう楽しいものになると思う。

こんなに素晴らしい本を残して下さった佐藤さんに感謝。

がん!がん!がん!

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